小野商工会議所

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金物について
 小野市の伝統的特産業として生産されている家庭刃物や鎌は「小野の鋏」「小野の鎌」という名称で全国的に知られ広く親しまれ愛用されてきました。
 特産金物としての鋏・ナイフ・包丁・剃刀(カミソリ)などの小野の家庭刃物は230余年の歴史を有する伝統産業として、優秀な生産技術で着実に発展をして、そろばんに代表される木工産業とともに小野特産業の主体をなしています。

 古文書によれば、延享年間(1744年〜48年)に剃刀(又右衛門)の始業をみました。その後、にぎり鋏(宗兵衛)が文化3年(1807)、包丁も文化年間、ナイフ(井上仁三郎)は明治44年、ラシャ切鋏が昭和5年に始めたと伝えられています。
金物
 これらの家庭刃物は、小野周辺に農業の副業として拡がり、優れた生産技術、恵まれた労働力で発達しましたが、明治維新による経済、社会情勢の急変で鋏類の技術研究、製品の考案が進み、 ラシャ切鋏をはじめ、池の坊鋏、剪定鋏、散髪鋏も開発され、次第に業者も増大して刃物産地としての基盤を確立しました。
 鎌については、全国量の80%を占め、200有余年の歴史を持ち、旧一柳藩の抱え刀鍛冶、藤原伊助がナイフの製造技術を応用して鎌の製法の改良を始め、その鋭利さが消費者に喜ばれ、【カミソリ鎌】とよばれるようになったゆえんであります。
 戦後は、農業の機械化と社会情勢の変化に伴い、品質の改良、生産技術の向上に取り組み、着実に前進し、鎌、ハサミ類等の家庭刃物の主産地として、またこのほか工具、大工道具類などの数多くの産品があり、 複合材の開発、ステンレス鋼材等による品質改善、技術研究で伸張を続け、設備の近代化によって当業界に君臨し、その優れた製品は切れ味、デザイン共に好評を得て、全国の消費者に知られるようになりました。


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